Q1:圧縮ファイル ".lzh"を右クリックして,〔ここに展開〕を実行すると,フォルダ名およびファイル名の1文字目が大文字から小文字に自動的に変換されます。 これを防ぐには?
Q2:S-JISで書かれたファイル(プログラム,データなど)を一括して,EUCに変換するのに便利,または,楽勝の方法は何でしょうか? (nkfを使うにしても一つ一つ実行するのは面倒)
Q3:Sun Javaで作成・実行したプログラムでパネルの日本語表示が化ける。
Q4:Sun JavaをDebian Linuxにインストールする方法
------------------------------------------------------------
Q1:
Linux の lha のデフォルト動作のせいですね。コマンドラインからであれば
$ lha xg Filename.lzh
------------------------------------------------------------
ck という nkf みたいなのをインストールして、適当なディレクトリに変換したいファイルを置いて、その中で
ack -As *.java
などとすれば全部まとめて Shift_JIS になります。同様に
ack -Ae *java
ack -Aj *java
などできます。
------------------------------------------------------------
以下では jdk のインストールディレクトリを /usr/local/jdk と仮定しています。
$ su
# cd /usr/local/jdk/jre/lib/
# cp fontconfig.RedHat.9.0.properties.src fontconfig.properties
(RedHat9 であればこれで完了…のはず。以下は Debian の場合の追加設定。)
# vi fontconfig.properties (以下のとおり2ヶ所編集)
- 157, 158 行目の kochi のパスを環境に合わせて直す。Debian の場合、
filename.-misc-kochi_gothic-medium-r-normal--*-%d-*-*-c-*-jisx0208.1983-0=/usr/share/fonts/truetype/kochi/kochi-gothic.ttf
filename.-misc-kochi_mincho-medium-r-normal--*-%d-*-*-c-*-jisx0208.1983-0=/usr/share/fonts/truetype/kochi/kochi-mincho.ttf
のようにする。要するに、デフォルトではフォント定義ファイル(fontconfig.properties)で日本語の定義がされていないので、ひとまず付属の RedHat ようの定義ファイルを使うように設定し、その中の Debian との不整合部(今回の場合 kochi の置き場所のみ)を直すという感じです。
他の方法
まず,Debパッケージ
ttf-sazanami-mincho ttf-sazanami-gothic
がインストールされていると仮定する。
1.Java VMの日本語フォント設定ファイルfont.properties.jaの差分ファイルを以下のURLよりダウンロードする。
http://book.gihyo.co.jp/debian/patch/font.properties.ja.patch
以下,このファイルをホームディレクトリに置いたとして説明を続ける。
2. root権限を持つユーザとして,上記設定ファイルにダウンロードした差分ファイルを用いてパッチを当てる。
$ su
$ cs /usr/local/j2sdk1.4.2-10/jre/lib
(上のパスは参考例,あくまでもj2sdkをインストールしたパスに移動)
$ patch -p0 < /home/<user name>/font.properties.ja.patch
3.日本語フォントを表示するJavaアプリケーションを実行して,設定が成功したか否かを確認する。
------------------------------------------------------------
1. http://java.sun.com/ → 〔J2SE 5.0(日本語)〕
2. JDK 5.0 Update 6 の〔JDKのダウンロード〕
3. Accept にチェックをいれる
4. 〔Linux self-extracting file〕から jdk-1_5_06-linux-i586bin をダウンロード
5. そのファイルを実行
$ sh jdk-1_5_0_06-linux-i586.bin [Enter]
6. Do you agree to the above license terms? [yes or no] に yes と答える
7. 実行したディレクトリに jdk1.5.0_06/ というディレクトリができ、
ファイルが展開される。
8. あとはそのディレクトリにパスを通せば ok.
a. 個人で使うだけなら .bashrc 等のファイルの先頭の方に
PATH=$PATH:/home/taro/jdk1.5.0_06/bin
などと書く。
b. システムワイドにインストールしたければ root になって、
mv jdk1.5.0_06 /usr/local/
などとして、
各個人のホームディレクトリの .bashrc 等のファイルの先頭の方に
PATH=$PATH:/usr/local/jdk1.5.0_06/bin
などと書く。
9. .bashrc 等を書き換えた場合は再度ログインする。