Visual C++ Express EditionによるODEプログラム開発環境構築の手順

 

1.Microsoft Visual C++ Express Editionのインストール

Visual Studio 2005(マイクロソフト ビジュアル スタジオ 2005はマイクロソフトのソフトウェア統合開発環境である。academic Edition」「Standard Edition」「Professional Edition等の機能別パッケージが用意されている。

Express Editionはアマチュア、ホビー、小規模ビジネス向け開発向けパッケージで、各言語毎 (VB, VC++, VC#, VJ#)に用意されており、マイクロソフトのWebサイトから無償でダウンロードでき。本稿ではVisual C++ Express Edition(以下VC++EE)を用いたODE開発環境設定の手順を示す。

 

インストール:マイクロソフトの公式Webサイトからインストーラがダウンロードできる。

http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/express/visualc/

なお、ダウンロードの際には個人情報の記入が必要なアンケートがあるので注意。

詳しい手順は別項(VC++.htm)。

 

 

2. Microsoft Platform SDKのインストール

Platform SDKは、Windows用のプログラムのためのヘッダファイルとライブラリファイルが含まれたツールキットである。ODEでは画面の描写に、このツールキットに含まれる「windows.h」ファイルが必要なため、VC++EEとは別途インストールする必要がある。

公式Webサイトから無償でダウンロードできるのでVC++EE同様インターネットを利用したインストール方法を記載する。

 

インストール:マイクロソフトの公式Webサイトからインストーラがダウンロードできる

ダウンロードの際に個人情報の記入等は必要ない。

詳しい手順は別項(platformSDK.htm)


3. Open Dynamic Engine(ODE)のインストール

VC++EEPlatform SDKのインストールが完了したら、ODEのソースコードをダウンロードし、コンパイルする。そのために、まずVC++EEODEPlatform SDKのディレクトリを設定してやらなければいけない。

また、ODEのコンパイル時にはプログラムの物理計算を倍精度で行うための設定しなければいけない。この設定が作成するODEプログラムとコンパイル環境で異なると、コンパイルエラーが出てしまうのでODEインストール時に設定しなければいけない。

 

 

インストール:ODEのソースコードを公式webサイトからダウンロードし、適当なフォルダに解凍する(http://www.ode.org/download.html)

物理計算の精度設定をおこなう。(別項インストール項目の手順())

次に、VC++EEのオプションメニューからODEPlatform SDKのディレクトリを設定する。(別項インストール項目の(3)(13))

上記の設定がすべて済んだら、ODEフォルダ内のVS2005用プロジェクトファイルを用いてODEのコンパイルを行う。ライブラリファイル、DEMOプログラムが正しく作成されれば環境設定は終了。(別項コンパイル項目)

詳しい手順は別項(ODE.htm)